透析科の特徴

透析とは、腎臓病の末期症状により低下した腎機能の代わりに、体内の腐敗物や尿を出すといった役割を果たす事をいいます。
いわばポンプになるという事です。そして、これは腎臓だけでなく血液でもいえますから、血液循環を良くする為に血液透析というものもあります。

さて、透析科に属する看護師の仕事は、もちろん患者の世話。
人工透析を必要とする患者に対し、コンソール、ダイアライザーという透析用の機材を使って治療を行います。
透析に通う患者は、その頻度から精神的疲労を強く持っている方(ほとんどが生涯にわたって多くても週約3回程度、しかも1回4から5時間)が多く、作業が下手な看護師に対してはダメ出しを行なうという人も少なくないといいます。まぁ、何年も通っていれば、2、3年の看護師よりもよっぽどベテランなのかもしれないですね。
看護師によってはこうした難しい患者とのコミュニケーションや透析装置の操作を苦にしてしまうという人も少なくないのだとか。

しかし、透析科の多くが日中のみ、もしくは夜間のみの開業、また土日祝休日と休みやすいという看護師には珍しいメリットもあります。
透析科に勤める看護師の年収は未経験でも夜勤なしで約400万円以上と高め。
これに透析に関する認定看護師の資格や透析療法指導という特殊な看護師資格を取得すれば、より高い収入を得る事が期待出来る。
透析科にいる看護師は、それぞれスキルアップ目的やプライベート重視など様々な理由をもって入職してきているのでしょう。

透析療法指導看護師になるには、正看護師以上の免許が必要で、日本腎不全看護学界に正会員として所属、透析を含んだ腎不全の看護を共に3年以上経験している事が条件になります。また、その他にも看護師としての実務経験が5年以上ある事が求められ、血液透析や腹膜透析といった透析経験の実践例が3例ある事が資格試験の取得条件になります。 その為、透析療法指導看護師は、腎不全に関する知識、治療の技術をしっかり持って、治療を受ける患者が安全、かつ安心して受けられるよう治療現場の環境を作っていく事が求められます。そして、患者の心身のケアをする上で患者自身への指導や、医療チームに対するアドバイスも重要な任務となってきます。透析療法指導看護師という立場から患者の長期的な透析生活を支えるのは、大変難しく厳しい仕事ではありますが、的確なアドバイスによって患者が徐々にでも良くなっていくというのはとてもやりがいがある仕事であるといえるでしょう。